前回115話では、ライオンのあごに向かう途中のエマたちの前に野生の鬼に囲まれている2人の子どもたちを発見し、2人を助けた後、W・ミネルヴァが食用児を解放するため農園を潰しているのだと知らされたエマたち。
前回までの約束のネバーランドネタバレとあらすじはこちらです。


W・ミネルヴァが生きていると知り、食用児たちのアジトへ向かうと決めた矢先、ケガを負っていたクリスの容態が急変していることに気づき、一刻も早く治療をしないと助からない状況に絶望します。
しかし、鬼に囲まれていた2人のうちの1人、ハヤトに近くの農園に行き薬を盗めばクリスは助けられると助言します。
エマたちは無事農園に潜入し、薬を手に入れることができるのでしょうか、116話ご覧ください。
この記事は2018年12月17日発売の週刊少年ジャンプ「約束のネバーランド」の最新話116話のあらすじとネタバレ、感想や117話の考察をご紹介しています。
約束のネバーランド116最新話あらすじとネタバレ
農園に潜入すると聞いて驚きを隠せないエマたちに、ハヤトは説明を続けます。
今いる場所から、西へ5㎞くらい行った所に量産農園があり、以前物資の調達に盗みに入ったことがあると。
その際に、様々な種類の薬があるのを確認していて、クリスの治療に必要な薬もあるのではないかと。
その話を聞いて、オリバーとレイは、ミネルヴァさん達が何百人もの救出した食用児たちの生活物資を確保しているのだと勘づきます。
今から行っても日暮れまでにその農園から戻れるというハヤトの言葉を聞いても不安を隠せない他の子どもたちでしたが、エマは覚悟を決めて
「私が行く、連れて行って」
とハヤトに頼むのでした。
選抜メンバー
ジンにはここに残って万一農園潜入組が日没までに戻らなかったとき、残った皆を連れてミネルヴァさんの元へ向かうように頼んで、農園に行くと決めたエマは早速、農園に誰と一緒に向かうか考えを巡らせます。
必要なのはクリスの薬だけ、少人数で迅速に行動するために薬に詳しい人物が必要だと、考えたエマはザックに声をかけます。
「ああ勿論だ。」
とザックが答えたその時、
「待って、私に行かせて、エマ」
とエマが自ら申し出ます。
驚きを隠せない他の子どもたちでしたが、アンナはザックにはここに残ってもらった方がいいと続けます。
もう一人のケガ人ドミニクに何かあった時、もし鬼やラートリー家に襲われた時、より戦力になるのもより経験があって的確に対処できるのもザックの方で、サンディも同じだと。
「行くべきは私、私がクリスの薬を手に入れてくるわ」
とアンナは主張します。
そしてザックもアンナの方が相応しいと言うのです。
「ただし理由は別で、アンナこそ一番薬に詳しいからだ。」
その意見にサンディも同意します。
兄弟を仲間を救うため、薬のこと、医療のこと、この一年半誰よりも懸命に勉強をしてきアンナ。
今では、ルーカスも舌を巻くほどの知識量があると言うサンディ。
ザックとサンディの二人のお墨付きもあり、アンナも農園潜入メンバーに決まります。
しかし、それでも心配なのは解るからとレイも一緒に行くように勧めるオリバー。
エマとアンナのことが心配で、ずっとハラハラしていたレイもメンバーに加わり、ハヤト、エマ、アンナ、レイの4人で農園に潜入することになるのでした。
農園に潜入!
「俺たちは大丈夫だから、必ず無事に帰ってきて」
と仲間たちに背中を押され、
「わかった!日没までに必ず無事、薬を手に入れて帰ってくる」
と宣言し、農園へ向かったエマたちは、無事農園の見えるところまでたどり着きました。
低級の量産農園で警備は低く、機械頼みで鬼の数は少なく、カメラやセンサーさえよけて通ればまず見つからないというその農園。
ただ、カメラは音も拾っているので音は出来る限り立てないように気をつけなければならないというハヤトの言葉を信じて、ハヤトを先頭に農園に地下から潜入しました。
下水道のような場所を通り、斜めになっている通路を抜け、配管を伝いながら進み、たどり着いたのは農園の通路の天井裏。
「右手側にカメラがあるので気をつけて、この先、廊下のつき当たりが薬品室です」
ハヤトの先導で何とか薬品室のそばまでたどり着けたエマたちなのでした。
農園の鬼たち
「異常ナシ」
たくさんのモニターを眺めながら、2匹の鬼が話しています。監視カメラの映像をチェックしているようです。
「あァ…暇だなァ」
「良いことじゃねぇか」
「最近面倒な命令があったろ」
「ああ、この頃“盗難”が増えたから何ちゃらってやつ」
「また一つ農園が潰されたらしいからな、貴族様も警戒を強めてる」
「ああ…けどだからってな、見張り増やされちゃたまんねぇよな」
ハヤトたちが以前もこの農園に潜入し、物資を盗んでいたことや、W・ミネルヴァさん達が農園を潰し続けていることで、この農園の警備体制も以前より強化されているようです。
想定外の遭遇
一匹の鬼が廊下の巡回を始め、角を曲がろうとした時、目の前にはアンナの姿が!
とっさに、アンナの後ろを歩いていたレイがアンナをエマたちの方へ突き飛ばします。
そして、間髪入れる間もなく鬼の方へ向き直り、遭遇した鬼を撃ち倒しましたが、その姿はカメラに映ってしまい、モニターを見ていたもう1匹の鬼に潜入を知られてしまいます。
「行け!」
と叫んで鬼が来た方へ走っていくレイ。
間もなく農園内にサイレンが鳴り響き、ハヤトも
「薬を手に入れたら、元来た道を戻って‼」
と言い残して、道も知らずに走って行ってしまったレイを追って行ってしまいました。
動揺するアンナでしたが、
「行くよアンナ」
という冷静なエマの言葉を聞いて、我に返り、レイとハヤトが鬼たちを引きつけてくれている間にエマと2人でクリスの薬を探し出す!!と心に決めるアンナなのでした。
約束のネバーランド 116話の感想
農園潜入始まりましたね!
ハヤトの言動がいつも軽い感じなので、大丈夫なのかと少し心配でしたが、W・ミネルヴァさんに任務を任されるだけのことはあって、いざというときに頼りになる存在で安心しました。
頼りないなんて思ってしまってすみませんでした!
それにしても、エマやレイたち6人が旅をしていた1年半で仲間たちがどれほど勉強していたのかにも驚かされました。
ユウゴとルーカスがどれほど頼りになる存在で、残っていた仲間たちもどれほど努力を重ね、頼りになる存在になっていたのか、地下を出た何日かで仲間たちのすごさも明らかになって、みんながみんな努力を重ねていて尊敬してしまいますね。
レイの咄嗟の判断で何とか仲間を失わずに済みましたが、鬼たちにこちらの存在が知られてしまって絶体絶命ですね。
レイとハヤト、エマとアンナが心配です。
約束のネバーランド117話の予想
鬼たちの方へ向かったレイとハヤトと、当初の目的のクリスの薬を探しに向かったエマとアンナ。
それぞれの話が展開されると予想されます。
まずは、エマとアンナがクリスに必要な薬をたくさんの薬の中から見つけられるかどうか、そして薬を持ってクリスの待つ仲間の元へ戻れるかどうか。
次に、レイとハヤトは農園の鬼たちをいかにかく乱し生きて農園から逃げ延びることができるのか。
この2点について描かれるのではないでしょうか?
今のままだと仲間の増援は望めないですし、4人だけでどう乗り切るのかが見どころになりそうですね!
そして、なんとしてもクリスを助けてほしいと願うばかりです。
また、犠牲者は絶対出てほしくないですね!
ただ、ハヤトの言葉が犠牲になる前触れにも感じてしまうんですよね…。
がんばれハヤト!
どうかみんな生きて帰れますように。