再会した仲良しコンビ杉元&白石、そしてリュウは、アシリパまであと一歩というところで、流氷と共に流されていきます。
焦燥の中、なかなか口を開かないアシリパを連れ去ろうとする尾形。
囚人を撃退した鯉登は月島と合流。
そして谷垣とキロランケが遭遇し、谷垣がインカラマッに刺されたキロランケのマキリをキロランケに刺し返し、一体どうなるの?!というところ。
前回までのゴールデンカムイのあらすじとネタバレはこちらにまとめています。
この記事では2019 年1月24日発売の週刊ヤングジャンプ「ゴールデンカムイ」の最新話187話「罪穢れ」 のあらすじとネタバレや188話の考察をご紹介しています。
ゴールデンカムイ187話「罪穢れ」のネタバレとあらすじ
一向に口を開かないアシリパに対し、尾形は次なる一手に出ます。
それは網走監獄での杉元の最期。
その話に嘘を見つけたアシリパはすかさず尾形を振りほどきます。
仕方なく諦め本心を見せた尾形。
その背後にはついに杉元が!!
渾身のホパラタ
流氷に流されている杉元たちは、杉元のホパラタ(着物の裾をバタバタさせる)によって?移動しています。
一方、追っ手に焦る尾形は引き続きアシリパに思い出したことを聞き出そうとしています。
しかしやはり口を開かないアシリパに対し、業を煮やした尾形は次の一手に出ます。
「俺は杉元に頼まれた」
その言葉を聞き、反応するアシリパ。
尾形が語り始めたそれは、アシリパの知らない網走監獄での一部始終…。
網走監獄での一部始終
網走監獄にて狙撃された直後の杉元とのっぺらぼうに近づいた時、杉元にはまだ意識があったと言います。
駆けつけた尾形に杉元は薄れゆく意識の中、最後の願いを託しました。
「旅順で亡くなった親友の嫁さんに、少しでいいから金塊を分けてあげてくれ」と。
彼女に眼の手術を受けさせてあげたいのだと言う杉元の頼みを尾形は頷き、引き継いだのでした。
杉元の最期
当然、聡明なアシリパは疑います。
しかし尾形は、杉元が最後に話したのが故郷にいる親友の未亡人のことだったという点を取り上げ、「こんな話、アシリパは聞きたかったか?」と問います。
杉元が懸命に金塊を目指しているのは〝親友の未亡人〟のためであり、それが〝惚れた女〟であることはアシリパもわかっています。
杉元に淡い恋心を寄せるアシリパは何も言い返せません。
尾形はそのことに気づいていましたから、そこを突いたのです。
アイツとは仲良くなれなかったが…と前置きし、杉元の最後の頼みのためにも教えてくれという尾形の言葉に喰い気味に「そのひとの名前は聞けたのか?」と聞くアシリパ。
確か名前はアシリパも聞いていないので確認は出来ないと思いますが、信じることが出来ない、信じたくないのです。
しかし尾形は答えるのです。
「確か…トメ…」
好物
杉元を想い涙が溢れてくるアシリパ。「他には?」と杉元の最期の様子を聞きます。
杉元は、尾形の手を握りながら「故郷へ帰りたい」と言っていたようです。
アシリパはさらに「他には?」と聞きます。杉元の最期を全部、全部知りたいのです。
最後に何か食べたいとか言ってなかったか?という問いにも尾形は答えました。
「あんこう鍋が食べたい…」
い や そ れ お 前 の!!!
と読者がツッコむのと同時に、アシリパも気づきました。
「そいつは杉元じゃない」
杉元なら「干し柿」と答えたはずだ。そう、大雪山での鹿の中でアシリパは、杉元の心を知っていました。
すかさず尾形に掴まれていた手を「離せ!!」と振りほどき転がるアシリパ。
「落ち着けアシリパ」そう言って近づく尾形に対し、アシリパは力強く矢を向けました。
「近づくな!!お前は何一つ信用出来ない!!」
尾形の闇
「あーあ…時間切れかな」やっぱり俺では駄目か、うまくいかないものだと諦めモード。
意味を測りかね、尾形の次の行動を警戒するアシリパ。矢の先には毒があるので、放てば命を奪うことになります。
ところで前から気になっていたと語り出したのは、初めて会った時(最初の山で尾形と杉元が交戦した時ですね)、尾形にトドメを刺そうとした杉元をアシリパが止めたことに対してです。
金塊争奪戦の中にあっても命を奪わないという、〝清い〟ままでいようとしているアシリパに対する違和感。
「アイヌの偶像も〝清い〟必要があるのか」と聞く尾形は、アシリパを弟・勇作と重ねているようです。
〝旗手が人の命を奪わないことによって偶像となり人々に勇気を与える〟というような父の言葉により〝清い〟ままでいた腹違いの弟・勇作です。
もちろんアシリパには意味がわかりませんが、尾形は続けます。
「俺をやってみろ。清い人間なんているはずがない」
やはり〝人の命を奪って罪悪感を微塵も感じない人間がいるはずない〟というようなことを言っていた勇作を意識したような言葉をアシリパに向けます。
「自分の中に道理さえあれば罪悪感なんぞに苦しまない」のだと言います。
後ろ!!後ろ!!
道理をやろうと口にしたのはこの真実。
「お前の父親をやったのは俺だ」
その言葉を聞き弓に力を込めたアシリパですが、「私はやらない」と力を抜きます。
その姿勢は尾形の闇を引きずり出しました。
「お前のようなやつらがいて良いはずがないんだ」
ついに尾形がアシリパに向けて銃を構えます!!
しかし背後で憤怒の表情の杉元がその様子を見ていました!!
尾形の運命一体どうなる?!
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ゴールデンカムイ187話のネタバレ・感想
すごいシリアスな場面なのに色々笑ってしまいました。
尾形の嘘が雑すぎて…。いや、咄嗟の嘘というのは身近なところから取り出してしまうものなんですよね。
それで言えばやはり尾形の中にあんこう鍋が深く居座っているということです。
トメと言うのも母親か祖母の名前かもしれませんね。婆ちゃん子でしたし。
そして弟・勇作や彼を清くいさせた花沢中将も彼の心に深く根づいています。
尾形の闇が暴発した回でした。
コミックス11巻を読み返すとまた面白いと思います。尾形の過去やホパラタが載っていますので。勇作については165話あたりが良いかな。
ゴールデンカムイ 188話の予想や考察
これ尾形終わりましたよね…
他の場面ならまだ可能性ありましたが、アシリパに銃を向けている姿を見られましたから命はありませんよ。
尾形の雑な回想の中で手を握り合った2人ですが、もはや交戦必至です。
しかしアシリパがいますからそこはやはり止める気がしますね。屈指の人気キャラでもありますし、この愛すべき嘘下手野郎は退場して欲しくありませんよ。
そして色々衝撃すぎて忘れかけていましたが、キロランケは?!
次回はキロランケ・谷垣側かもしれません。