2010 年 4 月 のアーカイブ

メッセージ

森本晃司(アニメーション監督)

最初に出会った湊谷夢吉の作品の印象は、和製ブレードランナー??不思議な世界に熱くなったのを思い出します。 昭和SFゲルニカの新世紀の運河や、教授の未来派野郎とかと共通の躍動するエネルギー,土の匂い、妖しいロマン等々 多大な影響を受けました。ロボットの出てくるブリキの蚕等、すごく好きです,飛べ飛行少年たちよ、あなたのこの言葉を受け継いでいきます。

花輪和一(マンガ家)

巨大な飛行船、爆破されたSL、日本軍人、話しの内容は緊迫するはづなのに、登場人物はくわえタバコで焦りや恐怖はない。主な舞台となっている当時の中国 の風景や風俗が、きわめて少ない資料にもかかわらず、大変よく描けていて感心する。大陸のおおらかさが、湊谷氏の心情と合致していたものかも知れない。

菅野修(マンガ家)

ありきたりのことを言ったら、きっと湊谷さんはあの眼差しの深いところで笑うだろう。私は、いつも現実と夢との破綻を包み込む懐の大きさを羨ましく思って いた。同業者として、一本の線あるいは漆黒のベタ一枚で作家としての力量が分かるというものだ。湊谷さんは、自身の設計による王国の宮殿をたまに冗談をい いながら今も創り続けているだろう。それが、いかに困難であり大事業であろうと湊谷さんであれば必ず成し遂げるのだった。少し遅れてしまった私なのだが、 ポケットに小石を忍ばせてあいに行こう。湊谷さんの城壁の一部として。

「湊谷夢吉とその時代展」6月札幌開催について

湊谷夢吉とその時代展タイトルパネル

「湊谷夢吉とその時代展」実行委員会(代表・増淵敏之 法政大学大学院政策創造研究科教授 他)は、2010年6月16日(水)?22日(火)の期間、札幌市において「湊谷夢吉とその時代展」を開催します。
湊谷夢吉は、1972年から1988年にかけて、札幌を拠点に活躍した漫画家で、その作品は高い評価を受けるとともに、少なからぬ作家たちに影響を与えました。彼の活動は漫画にとどまらず、1973年に設立した銀河画報社には、映画、音楽、演劇など札幌のサブカルチャーシーンを切り拓いた人々が結集しました。湊谷夢吉は、3冊の作品集を世に送り出し、1988年ガンのため38歳で惜しまれながら病没。以来20数年を経過しましたが、今も作品集の出版は回を重ねています。
私たちは、札幌や北海道が湊谷夢吉をはじめ多くの漫画家たちを輩出し、札幌を舞台に活躍する漫画家たちも少なくないことから、漫画という北海道発のコンテンツの重要性を再認識するとともに、現在の若き漫画家たちや漫画家を目指す若者たちに、湊谷夢吉の事績を伝えるため、本展覧会を開催いたします。
本展覧会では、遺族のご好意により、湊谷夢吉の作品原画を中心に展示。当時の8ミリ映像などをモニター展示したり、作品集等も設置し、来場者に読んでいただけるようにします。
また同時併催として、湊谷夢吉が活躍していた70年代から80年代の札幌という地方都市におけるサブカルチャーの興隆とそのありようを再発見し、現在の都市の文化経済創造の課題を考える連続シンポジウムを予定しています。(詳細は決定し次第リリースさせていただきます)

※なお本事業は、トヨタ財団の21年・22年度研究助成の対象となっています。
※詳細は別紙資料をご覧ください

  • 原画展 「湊谷夢吉とその時代展」
    期間 2010年6月16日(水)?22日(火)
    場所 TO OV cafe(ト・オン・カフェ)
    札幌市中央区南9条西3丁目1?1・マジソンハイツ1F
    地図はこちら
  • 連続シンポジウム
    「1970年、80代における札幌市のサブカルチャーシーンの再確認と伝承」
    期間 2010年6月19日(土)、20日(日)
    場所 イベントスペースEDiT
    札幌市中央区南2条西6丁目

    本事業に関するお問い合わせは下記にお願いいたします。
    株式会社インテリジェント・リンク<森影>
    060-0004
    札幌市中央区北4条西7丁目緑苑第2ビル307号
    TEL 011-271-2080? FAX 011-271-2055
    e-mail? minatoya@hokkaido-manga.jp

・開催に関する情報は下記で常時公開します
URL  ? http://hokkaido-manga.jp/minatoya/
Twitter??? http://twitter.com/yumekichimanga