メッセージ

森本晃司(アニメーション監督)

最初に出会った湊谷夢吉の作品の印象は、和製ブレードランナー??不思議な世界に熱くなったのを思い出します。 昭和SFゲルニカの新世紀の運河や、教授の未来派野郎とかと共通の躍動するエネルギー,土の匂い、妖しいロマン等々 多大な影響を受けました。ロボットの出てくるブリキの蚕等、すごく好きです,飛べ飛行少年たちよ、あなたのこの言葉を受け継いでいきます。

花輪和一(マンガ家)

巨大な飛行船、爆破されたSL、日本軍人、話しの内容は緊迫するはづなのに、登場人物はくわえタバコで焦りや恐怖はない。主な舞台となっている当時の中国 の風景や風俗が、きわめて少ない資料にもかかわらず、大変よく描けていて感心する。大陸のおおらかさが、湊谷氏の心情と合致していたものかも知れない。

菅野修(マンガ家)

ありきたりのことを言ったら、きっと湊谷さんはあの眼差しの深いところで笑うだろう。私は、いつも現実と夢との破綻を包み込む懐の大きさを羨ましく思って いた。同業者として、一本の線あるいは漆黒のベタ一枚で作家としての力量が分かるというものだ。湊谷さんは、自身の設計による王国の宮殿をたまに冗談をい いながら今も創り続けているだろう。それが、いかに困難であり大事業であろうと湊谷さんであれば必ず成し遂げるのだった。少し遅れてしまった私なのだが、 ポケットに小石を忍ばせてあいに行こう。湊谷さんの城壁の一部として。

コメント / トラックバック 1 件

  1. 渡部光一郎 より:

    湊谷さんを失ったいま、世間であまり面白いものを見ないのです。残念なことです。
    たまあに上京して、北冬書房に寄りますが、やっぱり湊谷さんの新刊を探してしまいます。
    早過ぎる人達は、いつだって先に行って微笑するばかりです。
    菅野さん、御専一に。

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