おせちで第二の門を合格したソーマ。
門が開放されるまでの束の間に、ソーマはBLUEで優勝することの真意を、一方えりなは朝陽の真意を見る!
この記事では 2018 年11月26日発売の週刊少年ジャンプ「食戟のソーマ」の最新話 第289話「俺はお前になりたい」 のあらずじとネタバレ、感想や 290話の考察をご紹介しています。
食戟のソーマ 第289話「俺はお前になりたい」の最新話のネタバレとあらすじ
ソーマは第二の門開放を待つ間にBLUE優勝の真意が副賞にあることを知る。
ソーマはソーマの目標を胸に、さらにやる気を漲らせる。
一方、城郭本丸前で待つえりなは、朝陽の生い立ちを聞き、掴み所がなかった彼の実像を垣間見ていた。
そして第二の門が開放され、新たな試練へと向かう!!
必殺おせちの評価額
ランタービの試練に見事合格したソーマは、さっそく「季節はずれの必殺おせち」の評価額を問い詰めます。
しかし、先ほどの司の品や他の合格者に高額を払いすぎて手持ちの資金が底をついたランタービ。途中ご機嫌でしたもんね。
ひとまずポケットから小銭をかき集め、それをソーマに渡します。
その額100ドル…。
司と勝負していたソーマはもちろん不満ですが、お金を取ってくるとランタービは走り去っていきました。
第二の門突破したのだからとソーマをなだめる司は「これでBLUE優勝の名誉と、副賞に一歩近づいたよな」と続けますが、そこでソーマが気づきます。
「副賞?」
BLUEで優勝することとは
門が開放されるまでコンビニでたむろする形のソーマと司。
副賞の内容を知らなかったソーマに、司そして戻って引き続き審査をしているランタービが説明します。
ランタービは、今回の副賞は「過去のどんな料理コンクールよりも豪華な物」なのだと声を大にして言います。その具体的な内容とはー
〝WGOの最高責任者・特等執行官の指定料理人になれる特権〟!!
特等執行官はランタービらブックマンですら滅多にお目にかかれない美食会の超重要人物で、本来は料理を出す側がお金を支払うべき人物だという説明を聞き、ソーマはようやく驚きます。
そして特等執行官は年に数回行われるWGOの定例会合にだけ姿を見せるので、その時に皿を出す料理人になれるというのが、この今大会で得られる副賞。
その年に数回の料理のために、莫大な年俸を支払われるというので、真夜中の料理人(ノワール)たちもそれが目当てのようです。
もちろん司も副賞に興味はありますが、それはお金よりも「そんな人物に自分の料理が通用するのか挑戦してみたい」という、いかにも遠月出身らしい理由でした。
一方ソーマは興味がない様子。なぜなら特等執行官よりもゆきひらの常連客の方が大切だから。
大事な自分の城を継ぐため、ソーマは果てしなく偉大な副賞を狙う世界トップレベルの料理人たちの中をさらに進んでいかなければなりません。やる気は満々。
朝陽の身の上話
こちらはソーマのいる第二の門の遥か先、城郭本丸前。
腕組みするえりなの元へ、新婚旅行はどこに行くかと、朝陽が大量の旅行雑誌を持ってやってきます。
気安く話しかける朝陽に「どこの馬の骨かわからないあなたなんかと語り合うことなどありません」と邪険に対応するえりな。すると朝陽はいつもと違う真剣な表情で「じゃあ俺が身の上話披露したらちゃんと語り合ってくれるかい?」と返します。
またでっち上げるつもりでしょうと信用しないえりなですが、話半分で聞いてくれと朝陽は語り始めました。
朝陽の話によると彼はアメリカ北部の貧民街の生まれ。本当の父の顔は知らず、物心ついた時から母子家庭だったそう。
そして朝陽はその唯一の母親に虐待されていました。酒グセが悪く、時には息子の頭を水に沈めるような母親に「あんたなんか産むんじゃなかった、産むんじゃなかった」と言われながら生きた幼少期。
しかし朝陽の厳しい世界に光が射しました。それは母親が亡くなった後に拾われた施設でのこと。
当時7歳の彼は城一郎に出会ったのです。
城一郎との世界
朝陽が城一郎に出会ったのは、城一郎が慈善事業の一環で、施設の子供たちに料理を振る舞っていた時でした。
美味しくて温かい城一郎の料理に触れた朝陽は、彼の手伝いをするようになり、そして料理人として歩み始めたのです。
たくさんの場所に連れて行ってもらい、たくさんのことを教わり、たくさんのことを経験をさせてもらいました。料理のこともそうじゃないことも。
世界を、人生を城一郎から吸収していった朝陽。父の顔も知らない彼にとって、城一郎は紛れもなく父親でした。
ソーマになりたい
そんな彼の輝いた世界に再び影が落ちたのは15歳の頃。城一郎が朝陽の元から去りました。
原因は、妻が亡くなり息子のソーマを放っておけなくなったから。
朝陽は、せっかく出会えた父親を失う悲しみを〝ソーマ〟への嫉妬にぶつけます。
どうして俺はお前になれなかったんだ。
〝俺はお前になりたい!!〟
そこで回想が終わり普段の軽薄なモードに戻る朝陽。
その様子に、今の話がどこまで本気が測りかねるえりなですが、それでもすべて嘘とは思えず、話の中に彼という人間を垣間見ていました。
いざ開門!!
さて、ランタービの第二の門は終了したようです。
〝表〟の料理人が約半数で〝裏〟の料理人が全員突破という結果。
裏の料理人の厚みが出ましたね。
強そうです。
そして第二の門が開放され、その先には、黒縁眼鏡の白髭おじさん、仮面をつけたお爺さん?、そして警官のような格好をしたお姉さんが待ち構えています。
ここからが本当のBLUE。どういう大会であるか次の門で見せつけてやるという特等執行官の不適な笑みでおしまい。
食戟のソーマ289話のネタバレ・感想
今回はやはり朝陽のことが知れて良かったです。
まぁ、だいたい皆さんの予想通りだったと思いますが…一緒に連れて行くことは出来なかったんですかね?
そうすればソーマと良い兄弟だったかもしれないのに…と思うのは野暮でしょうか。
食戟のソーマ290話の予想や考察
そろそろタクミ・田所の情報も欲しいです。
気になるキャラもまた出てきましたね。彼らはどんな試練を科してくるのでしょうか。
本当のBLUEはここからだという意味も気になります。
ただ、3分の2が年配男性でガッカリですよ私は!!
