数多の料理人から得た道具を持つ朝陽がこの試合で使おうとしているのはなんと「才波城一郎の包丁」。
昔城一郎から譲り受け、その後その包丁とクロスナイブズをもって城一郎を倒した朝陽。
一方のソーマは「俺自身のナイフで親父を越える」と、城一郎を越えた朝陽に勝利する気満々です。
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開始前から火花が散るその試合のお題は『五大料理(ここではフランス料理、中国料理、トルコ料理、インド料理、イタリア料理の五つ)すべてを一つの品へと集約させ、最高の美食を生み出すこと』。
田所ちゃん、アルディーニ兄弟、極星寮の皆、仙左衛門、堂島、そして城一郎、薙切親子、皆が見守る中ついに調理開始です!!
前回までの食戟のソーマはこちらです

この記事では 2019 年4月8日発売の週刊少年ジャンプ「食戟のソーマ」の最新話 第306話「一箭双雕(いっせんそうちょう)」のあらすじとネタバレ、感想や 307話の考察をご紹介しています。
食戟のソーマ最新話 第306話「一箭双雕」のあらすじ
超難易度のお題に対し、朝陽は一工程ごとに才波の包丁とクロスナイブズを駆使し適切に調理を進めていきます。
朝陽の能力に息をのむ一同ですが、相変わらずソーマだけは前向きです。
難題もスムーズにこなす朝陽にソーマはどう挑むのか?!

才波城一郎の存在感
試合が開始し少し落ち着いたところで、美食家の面々が騒ぎ始めました。
何故なら彼らにとって才波城一郎とは「ある日を境に突然料理界から姿を消した伝説」。
その彼と同じ「サイバ」を名乗る朝陽と彼を「親父」と呼ぶソーマが戦うというのです。色々と気にならない訳がありません。
説明すると長いのでひとまず「才波朝陽が才波城一郎の包丁を持っているのは確かみたい」ということだけ説明する榊。
それだけでも「才波朝陽は才波城一郎の天才的な料理センスを手中にしているのか」と彼らが充分に恐れおののく事実を与えました。
1工程1クロス
意気込んだものの、五大料理を一つに集約させるという難題に頭を抱えるソーマ。5つそれぞれ使う食材も調理法もまるっきり違うのですから、それを一つにまとめ上げるというのは相当な難易度。
しかしこれに応えられるくらいでないと真帆が求める皿には届かないということなのです。
悩むソーマに声を掛ける朝陽の方は余裕そうです。
その理由は「才波の包丁とクロスナイブズがあるから」。
「クロス!!」
まず朝陽は才波の包丁とククリ刀の様なナイフで香草を刻み鶏ガラスープに投入。
次は才波の包丁と、インド料理などで使われるスパイスグラインダーをクロスしスパイスを適切に挽いていく朝陽。どうやら調理の一工程ごとに別々にクロスしていくことが出来るようです。
蒸し器にかけていたフカヒレには才波の包丁と煌觜汪の墨劉爪。フカヒレの身に直接うま味成分を染み込ませていきます。
そして次のクロスは才波の包丁と司瑛士の特大グレーター。バターの塊を超高速で削り取っていきます。
今までのどの試合よりもはるかに密度が増している朝陽の調理。それを成し得ているのが、あらゆる道具・調理技法を瞬時に自由に使いこなす「才波の力」なのです。
主人公?
それぞれの味のバランスが僅かでも気を抜いたらバラバラになっちまいそうだと汗をかく朝陽。
「仕上げまで持ってくれ!俺のクロスナイブズよ!」
そうして調理に拍車がかかる朝陽に「冷静になれ」との声が。
「お前なら必ず良い品が作れる。俺を倒したお前ならな。」と、朝陽の脳内で彼を応援するのはレヤンシュ・クマール料理長!!…いや誰?!
「スパイスと向き合うことは森羅万象と向き合う事」と語るのはシャヒ老師。…いや誰?!
「トルコアイスに必要なのは伸びやかな心だ」と言うのはナディール・ドゥバヤジット!!誰なんだ!!
彼らの言葉を受け朝陽は感じました。
「そうだ、俺一人の力じゃねえ」
自分がこの一皿と向き合えるのは今まで出会ってきた皆のおかげなのだと気づく朝陽。背にたくさんの人の想いを背負って調理しています。
【研鑽の歩幅】
「誰だよ!!」とようやくツッコんでくれた極星寮。
回想に出てきた面々は実際には無理やり勝負して道具を奪い取っただけなので、あんな爽やかな応援はされていないだろうとサージェとドン・カーマは呆れ顔。
皆がそのしょうもない茶番に空気が緩む中、大泉氏はその深刻さに目を向けていました。
朝陽の調理技法の練度、それはまるでライバルたちと膨大な時間を過ごす、さながら遠月学園における「研鑽」のようなものではないかと。
つまり朝陽はただ敵の道具を手にしただけで「研鑽」の成果を得ることが出来るということなので、遠月の皆のように互いに腕を磨き合うよりはるかに効率よく料理の可能性を切り拓いていけるのだと朝陽は語ります。
「例えば料理の世界を彷徨い続け、行き先を見失い嵐に呑まれてしまった者がいたとしよう。」朝陽が切り出したこれは暗に城一郎のことですね。
しかし「俺なら嵐なんて置き去りにするスピードで進める」と言う朝陽。
この歩幅で歩める自分だからこそ地球上になかった皿でも好きなだけ到達できると主張します。
言葉を無くす一同。えりなも、朝陽が優勝することが唯一真帆の願いを叶える希望だと納得するしかありません。
同じ道の先
「あ~よかった」とその空気を打ち壊したのはやはりソーマ。
皆と違い「安心した」と語る彼の考えは、朝陽の能力は凄いけどソーマたちがやってきた“研鑽”の凄い版ということはつまり「同じ地続きには居る」ということ。
「今から追いつきますわ。」
皆が力の差に言葉を失う中でもやはりソーマの闘志は全く消えていませんでした。
「できるもんならな」と返す朝陽にソーマは不敵の笑み。静かに行方を見守るえりな。
ソーマは勝機を見出せたのでしょうか。
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食戟のソーマ306話のネタバレ・感想
掛け合わせ使いこなす能力自体は朝陽のものなのですが、今回の描写では結局ただ「才波」の包丁の力のような気がしてなんだか少し可哀想に感じてしまいました。
ですが、このクロスナイブズが研鑽と同等なのであればどう考えても大股で進める朝陽が最も先へ辿り着く料理人だとは思いますよね確かに。
この評価をどう覆せるのか、ソーマの料理に期待です。
食戟のソーマ307話の予想や考察
難題に悩んでいたソーマでしたが朝陽に啖呵を切った最後のページはいつも通り笑っているので、今回も何か思いついたのかもしれません。
ソーマの勝機がどこにあるのか楽しみですね。