ソーマの品も実食することになった真凪。
特製チャーハンの正体は、賭けのような調理法よって創られた「香らないチャーハン」。
ソーマがそんなイチかバチかの調理をすることが出来たのは、母との思い出あってこそでした。
ソーマがどんなことでも何度でも果敢に挑戦できる精神を持っているのは、『失敗の味』を母から教わったから。
ソーマの品は再び真凪の『おさずけ』を巻き起こします。しかしそれはただのおさずけではなく…?!
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この記事では 2019 年5月27日発売の週刊少年ジャンプ「食戟のソーマ」の最新話 第312話「自分自身の味」のあらすじとネタバレ、感想や 313話の考察をご紹介しています。
前回までの食戟のソーマはこちらにまとめています。
食戟のソーマネタバレ312最新話「自分自身の味」のあらすじと感想
会場に巻き起こった真凪の『おさずけパルス』はただの『おさずけ』じゃなく『おはじけ』の『おさずけ』でした。
何を言っているかわからないまま試合は決着。
勝負の行方を決めたのは“自分自身の味”でした。
ただのおさずけではない
真凪の実食によって、会場内でバァンッと発動した『おさずけ』。
しかし堂島や薊が言うには、「これはただのおさずけではない」様子。
驚いている間にも観客の衣服がどんどんはだけていきます。しかもただはだけているのではなく、細切れに弾け破けているのです。
『おさずけ』を一度まとめるとこんな感じです。
発動者の周囲へ波紋状に広がり近くの人間をはだけさせていく=本来の『おさずけパルス』
衣服を四散させてしまう=『おはじけ』
つまり今回のこれは『おさずけ』と『おはじけ』が同時発動しているというわけなのです!
それは紛れもなく朝陽の品よりも真凪が美味だと感じている証!
自分自身の味
もちろん朝陽は納得しません。散々クロスナイブズの強さは語られてきましたが、それに単独で張り合える料理人なんて居るわけがないのです。
「幸平創真の品がここまで美味でなければ問題にならなかったであろうな」
そう語るのは今おはじけをおさずけした真凪。
朝陽のバスティーは“確かに数多の料理人の技が幾重にも折り重なって生み出された逸品だった”とその皿の確かな美味と朝陽の実力を褒めた上で、「だがその皮を取り去ったその奥は空っぽ」であると語りました。
「お前自身の味は何処にもない」
それは朝陽自身も心のどこかで気づいていたであろう核心。
“皿に乗せるべき自分がいない事実から目を逸らすため、他人のナイフを奪い続けてきた”はずだと。
対し、真凪がソーマのチャーハンから感じたのは“出会ったすべての者らとぶつかり育んできた自分自身の味”でした。
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幸平の包丁
真凪の言葉を受け大人しくなっている朝陽を見てソーマは思いました。朝陽が自分を“城一郎を越えた男”だと散々言っていましたが、「俺がガキンチョの頃追っかけてた親父の方がもっともっと強そうだったぜ」
さて審議は満ちました。いよいよ判定の刻です!もちろん―
『勝者…幸平創真』!!
見事朝陽に勝利!ソーマはついにBLUEの決勝進出です。
真凪の言葉もあったからか、素直に己の負けを認めた朝陽は、ソーマにあるものを渡しに来ました。
それは城一郎が幸平に婿入りして働き始めた頃からずっと使ってきたという包丁で、いわば『幸平』のナイフ。
「才波」のナイフで勝負した時に奪い取ったもので、BLUEでの最強の座にすらつけなかった自分にはふさわしくないとしてソーマから城一郎に返しといてもらおうとしたのです。
しかしソーマはそれを拒否。城一郎にちゃんと勝って奪ったものなら朝陽が堂々と持っていて良いものだと語ります。
それより気になるのは“朝陽が何故あれほどまでにえりなを嫁にしたかったのか”。
朝陽が求めていたもの
朝陽がソーマの問いで思い出したのは、新婚の頃の城一郎との会話。
城一郎は圧倒的な実力があったにも関わらず料理への絶望から遠月を離れていましたよね。そこから料理への熱が少し煤けた状態で世界を放浪していました。
そんな時に出会ったのが嫁・珠子。
先週判明した通り、珠子は定食屋の娘でありながら料理が下手でした。それでも彼女はいつも楽し気に調理場に立っているのです。
城一郎はそんな彼女を「変な女」と言いながらも、彼女を見ていると「ぐちぐち悩んでるのがバカらしくなる」と、彼女に救われたその心情を語りました。
珠子のことを嬉しそうに話す城一郎を見て、「その人もきっと今幸せなんだよ」と屈託なく笑う朝陽。
そんな朝陽に城一郎は「いい料理人になるコツ」を教えてあげることにしました。
それは『自分の料理のすべてを捧げたいと思えるような、そんな相手に出会うこと』。
ソーマにも語っていたこの言葉、もう一人の息子である朝陽もしっかり教わっていたんですね。
朝陽の道の先
城一郎との思い出を押し込め、ソーマの問いに「より強くなるためだ」とだけ言う朝陽。「あんたが欲しがっているものはもっと違う何かに見える」と突きつけるソーマの元を立ち去ります。
強くなりたかった理由―そのことに改めて向き合う朝陽の脳裏に浮かぶのは城一郎と珠子そして珠子に抱かれた赤ちゃんソーマ、親子3人の姿でした。
それを見つめる朝陽は一人きり…。
と、そんなことを考えて廊下を歩く朝陽でしたが、その先に城一郎が立っていました。
何も言えず無言で通り過ぎる朝陽に、城一郎はこう言葉をかけます。
「お前が求めているものは心配しなくても手に入るさ」
やはり城一郎は、朝陽のことをちゃんと理解していたのでした。
「それにな…」と付け加えたのは、「誰が何と言おうと、料理人としての育ての親は俺だからな」という言葉。
朝陽は「なに言ってんだ…」と邪険に応じながらも、嬉しそうに立ち去っていきました。
朝陽は「俺の味・俺自身の料理」に向かい、改めて荒野を歩き出したのでした。
一方ソーマの勝利で盛り上がる会場では、真凪による不穏な言葉が告げられていました。
「勘違いするでないぞ幸平創真」
果たしてその言葉の続きには何が待ち受けているのか?!
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食戟のソーマ312話のネタバレ・感想
おさずけはおはじけだったのですね。まったく気づきませんでした。
そして朝陽との勝負もついに決着。
朝陽の中にはやはりいつまでも城一郎の姿がありました。能力が高すぎる故にひとりで突き進んできた朝陽。
しかし能力だけでは辿り着けない場所があるのです。自身でも薄々気づいていた朝陽はきっとツラく、焦っていたでしょうね。
どうやらえりなは違ったようですが、改めて良い人に出会って“皿に乗せられる自分”とともにより良い料理人になれるといいですね。
ソーマの良き兄・良き対戦相手になりそうです。
食戟のソーマ313話の予想や考察
真凪が言おうとしていることは何なのでしょうか。
言ってもこれは準決勝でしたからね。決勝で何かありそうな予感?
朝陽との決着ですべてがまとまりそうな雰囲気でしたから、何か面白い展開になると良いですね!