前回114話では、全員でライオンのあごに向かう中、エマやレイたちはなかなか予定通りに進まず、焦りや不安を抱えていました。
前回までの約束のネバーランドあらすじとネタバレはこちらです。
しかし、年少者たちに助けられ、励まされ、仲間たち全員がユウゴとルーカスから生きるすべを学んでいて、ユウゴとルーカスの遺したものの大きさを実感し、全員が頼れる仲間たちなのだと改めて感じたのでした。
そして、野生の鬼に囲まれた2人の子どもを見つけて…115話、最後までご覧ください。
この記事では2018年12月10日発売の週刊少年ジャンプ「約束のネバーランド」の最新話115話のあらすじとネタバレ、感想や116話の考察をご紹介しています。
約束のネバーランド115最新話あらすじとネタバレ
野生の鬼に囲まれている2人の子ども。
レイ、エマ、ドンの3人は目の前に人間がいることに驚きながらも、とにかく助けなくてはと鬼の目に矢を放ちました。
もう、絶体絶命だと思っていた2人の子どもたちは、目の前で倒された鬼たちを前に驚きが隠せません。
そこへ間髪無く、2人の子どもに銃を突きつけるレイ、エマ、ドンの3人。
すぐに尋問を始めます。
その場の状況から、ラートリー家の罠ではないと推測するものの、何者か予想できず、敵か味方か、想像もできません。
「ありがとうございましたァッ!!」
レイの方へ向き直り地面に座り込み、突然1人がお礼を叫んだことに驚いていると、急に泣き出し、鬼たちに囲まれ武器や装備も食べられ、自分たちももう食べられると思っていたと打ち明け、エマに抱きつきお礼の言葉を続けます。
エマたち3人があっけにとられていると、もう1人の子どもが命の恩人に失礼だと止めに入り、そこで我に返ったようにエマたち3人を見て、人間だと気づきやっと驚いた様子の2人。
「すみません!!これはまたご無礼を‼」
これまた大きな声で、謝る2人の子どもたち。
あまりにも大きな声に敵に気づかれるのではないかとひやひやしながらも、2人の子どもが何者なのか、確かめるエマ。
ありがとうとお礼を言いながらエマに抱きついたのがハヤトで、ハヤトを止めに入ったのがジン。
2人はある人の下で任務をしていると打ち明けている途中、ハヤトがエマの首にある認識番号を見つけて、エマたちがグレイスフィールドの脱走者だということに気が付きます。
そして、2人の目的がエマたち脱走者を見つけることで、それがW・ミネルヴァの命令であると告げるのでした。
ミネルヴァさんの仲間
ハヤトとジンの言葉に半信半疑のまま、エマたちは2人を仲間たちの元へ連れて帰ります。
グレイスフィールドを脱走したエマたちに憧れている様子の2人は、仲間たちと合流した後も、興奮が冷めず、憧れの眼差しで仲間たちを見ています。
「ありがとうございます‼自力で出てくるとかマジ皆さんリスペクトっす‼」
どうやら、自分たちの力で農園を出てきたことに対して憧れている様子のハヤトとジン。
2人の姿に仲間たちは圧倒されてしまいます。
エマが2人に確認します。
「じゃあ…つまりあなた達のボスがW・ミネルヴァで、食用児を農園から解放し一大集落を築いていると」
ジンがはいと答え、ハヤトがボスであるW・ミネルヴァがたった半年でいくつもの農園を潰し、何百もの食用児を救い出し束ね上げていると言います。
それを聞いて、エマたち脱走者の年少者たちも感心しています。
ハヤトとジンを始めとするたくさんの食用児たちがW・ミネルヴァに救われていて、今W・ミネルヴァはエマたち仲間を探していて、シェルターで最後にかかってきた電話(放送)をしてきたこと。
シェルターが襲われたと知って、ハヤトとジンを偵察に向かわせたのだとジンが話します。
エマたちが放送を聞いて、今その場所へ向かっているのだと話すと、
「それならば是非!是非我々に案内させてください、我々のアジトへ‼」
とジンが勧めるのでした。
ライオンのあごを抜け、食用児たちのアジトへ
ジンたちのアジトには、食料も休む場所もあり、薬や医療設備もあり、ケガ人の治療にも万全だと話します。
しかし、そのアジトが本当に安全な場所なのか信じられないギルダに、ジンとハヤトが続けます。
現在まで敵の襲撃を受けたことがないこと、強い味方が守りを固めていて楽園のような場所だということ、何よりW・ミネルヴァがいれば自分たちは無敵だと話します。
ジンとハヤトの話と楽園、解放という言葉にミネルヴァさんが生きていてよかったと安堵するエマ。
この世界にまだ味方がいて、それもその味方はミネルヴァさんで、もうすぐ会えるかもしれないという事実に、とても心強くなり、嬉しいと感じる、エマと仲間たち。
それでも信用しきれないレイとドンは、
「なぁジン、アジトはここからどのくらいだ」
「えーと何だっけ、“キリンの首”?からは近いのか?」
とハヤトとジンに聞くレイとドン、それを聞いてハヤトが、
「?“ライオンのあご”ですよ?」
と答え、ジンがライオンのあごはあくまで中間地点で、アジトはそこから更に2日ほど歩いた先にあること、正確な場所は仲間内で一部の者しか知らないと聞いて、レイとドンも2人を信じて問題ないと判断し、2人にアジトまでの案内を頼むのでした。
クリスの急変
アジトに着けば、ケガをしているドミニクとクリスの治療も十分にできると安心するエマたち。
もうちょっとで助けてもらえると、エマがクリスに声をかけ身体に触れた時、クリスの異変に気付き声を上げます。
「大変だ!クリスの容態が急変してる‼」
呼吸が浅くなり、高い熱を出しているクリス。
ムジカからもらった薬はすでに使っているのに効果がなく、抗生物質も使い切ってしまって手元にはなく、感染症をおこしていて、一刻も早く処置しないと助からない状況にも関わらず、なすすべがありません。
「このままではクリスは助からない…」
治療のできるアジトまでは3日、免疫も体力も落ちている今のクリスでは明日の朝までもつかどうかもわからない状況に、絶望するエマたち。
そこへハヤトがまだ手があるから諦めてはダメだとエマに声をかけます。
クリスが救えるならどんな手でもいいから教えてほしいとハヤトに迫るエマたち。
「農園です。この近くに一つ農園がある。そこで彼を救う薬を盗むのです」
「さぁ手引きします。農園へ潜入しましょう」
ハヤトは農園にある薬を一緒に盗むという提案をエマたちにするのでした。
約束のネバーランド115話の感想
野生の鬼たちに囲まれていた2人、ジンとハヤトはなんとミネルヴァさんの仲間でしたね!
W・ミネルヴァが始めた鬼退治は半年前からで、すでにいくつもの農園を潰していて、W・ミネルヴァに解放された食用児が何人もいて、その中にジンとハヤトもいたんですね!
そして、実際に食用児の楽園のような場所もできているようです。
最終章に入って、エマたちの向かう場所もはっきりして、ミネルヴァさんにもすぐ会えそうなところまできました。
また、私がずっと気になっていたラムダ7214についてやっと触れられました!!
ネタバレの方では触れられなかったのですが、ハヤトの鎖骨の下にあるマークがアダムの鎖骨下にあるマークと似ていると気づく1コマがあったんです!!
アダムと言えば、人間離れした腕力の持ち主でラムダ7214に収容されていて、ラムダ7214にいた時にノーマンを見かけていて、ノーマンの首筋の認識番号を覚えていた人物です。
アダムと同じマークがハヤトにもあるということは、ハヤトもラムダ7214出身なのでしょうか。
また、ハヤトが解放されていることから、ラムダ7214はすでにW・ミネルヴァたちに潰されていて、ノーマンを含むラムダ7214に収容されていた子どもたちは解放されているのでしょうか?
また気になる箇所が増えてしまいましたが、今は何よりもクリスの容態が心配ですね。
約束のネバーランド 116話の予想
116話では115話最後に、どんな手でもいいからクリスを助けたいとエマたちが言っていることから、ハヤトが言う近くにある農園にクリスを救う薬を盗むために潜入する展開が予想されます。
その農園はどんなタイプの農園なのか気になりますね。
グレイスフィールドしか農園を知らないエマたちにとって、劣悪な環境の農園もあると聞いて知ってはいるものの、実際に見る他の農園がどんな風に映るのでしょうか。
また、農園では鬼や人間と戦うことも予想されます。
何とか農園に潜入し、薬を盗むことができるのか、そしてクリスを救うことができるのかが見どころになりそうですね!
クリスを助けて、無事に全員でアジトにたどり着き、ミネルヴァさんと対面してほしいと願うばかりです。